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女性が社会的に自立をしたことと、男性の経済的な理由によって引き起こされたといわれる昨今の晩婚傾向。とはいえ、「いざ結婚するぞ」と気持ちが結婚生活に傾いたときに、すでに相手がいる人はいいとして、いない人は、まず相手探しからはじめることになる。では、どうやって人生を共にする相手を探しているのか？　ゲストハウスウエディングを展開しているアニヴェルセル株式会社は、同社のホームページ上に設置したコンテンツ「アニヴェルセル総研」で、首都圏・関西在住の20歳から36歳の男女1374名を対象に調査を行なった。調査の結果、「彼（彼女）との出会いは何がきっかけでしたか?」の質問に対し、合コンや婚活イベントでの出会いが意外にも低いことがわかった。

　今回の調査結果で注目したいのが、6位の合コンと7位のイベント、そして10位のお見合い。「婚活」がブームとなっている今、婚活を応援する様々なサービスやイベントが盛んだが、出会いのきっかけづくりを目的とした合コン、イベント、お見合いはいずれも10％に満たない低い数値となった。とはいえ、婚活は社会的な認知がここ数年で飛躍的に高まり、広く支持されるようにもなってきたので、「出会い」のきっかけづくりとして、これから確固たる地位を築く可能性は高い。来年以降の市場調査結果にどう反映されるか注目だ。

　ダントツの1位となったのが、職場の同僚・先輩・後輩。長引く不況で労働時間の長さが問題となっている今、1日のうちで就業時間の占める割合は高く、睡眠時間と通勤のための移動時間、お風呂や食事の時間を除くと、ほとんど仕事の時間になっている人も少なくない。そうした状況の中で、最も時間を費やす職場の同僚や先輩後輩は、もしかしたら家族以上に長い時間を共にしている存在かもしれない。そんな気心の知れた男女がお付き合いに発展する、というのは、誰しも頷ける結果かもしれない。

　2位は、友人・知人の紹介だった。自分と趣味や話が合う相性の良い友人・知人。そのまた友人・知人であれば、自分と趣味や話が合う可能性は高い。自分のことをよく知る友人関係の長い人からの紹介なら、幸せな家庭を築くお付き合いに発展する可能性も高そうだ。

　3位は、学校の同級生・先輩・後輩でした。学生時代からの長いお付き合いや、同窓会がきっかけでお付き合いがスタートした、なんて方もいるかもしれない。彼・彼女を探している人は、同窓会などのきっかけも逃すことなく積極的に参加するといいかもしれない。

　4位は、インターネット。10人に1もいました。きっかけはネットゲームやSNSなど多様化している。これだけの多くの人がインターネットを出会いのきっかけにしているのには、驚きの結果だといえる。

「幸せは、祝福されると記念日になる」 人生で大切なのは出会い。恋人に限らず、これまでに出会った友人や同僚、先輩や後輩。ひとりひとりが、あなたの人生を豊かにしてくれる。出会いを大切にしたいものだ。
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